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二世帯住宅の内扉には鍵を付けた方がよい?

親世帯と子世帯などが二世帯住宅で暮らす場合、例え親子でも気遣うことは大切です。

それぞれのプライベート空間を守るために、二世帯の連絡扉など内扉を設置して親世帯側と子世帯側に分けることもあるでしょう。

しかし、この時に気になるのが、この内扉に鍵を設置するべきかどうかです。

場合によっては親子間の隔たりになったり、拒絶しているように思われないか心配になったりする事もあるようです。

内扉に鍵を設置することは抵抗がある?

内扉に鍵を設置している場合、一方から施錠されていなければそのまま行き来できますが、施錠されていれば通行が遮断されるので、場合によっては親子世帯間の隔たりを感じてしまうという場合もあるようです。

しかし、言葉ではなくサインとして使うことができますし、十分にプライバシーを確保することができる点はメリットと言えるでしょう。

分離された世帯と認められやすくなる可能性大

本当は内扉に鍵を設置したいけれど、両親に後ろめたい気持ちになってしまうという子世帯の方もいるでしょう。

ただし、固定資産税の軽減措置の条件には分離した二世帯であることが含まれますが、内扉に鍵があると分離されていると認められやすくなる傾向ではあります。ただしこれは市町村の判断によって異なるため、確実ではありませんので確認が必要です。

鍵を設置するならルールを守れるかが重要

また、親子世帯間でルールを決め、やはりお互いのプライバシー空間は守ろうと内扉に鍵を設置したものの、子どもたちが開放したままにしてそれぞれ行き来するため、全く意味をなさない場合もあるようです。

鍵を取り付けたあとでルールを維持できるかも、設置するか否かの判断材料となるでしょう。

せっかくの二世帯住宅のメリットを失うことにはならない?

また、鍵を設けていれば自然と親子世帯間の関わりは減ることになるので、協力して子育てを行いたい時や、出掛けている時に雨が降り出したので洗濯物を取り込んで欲しい時など、せっかくの二世帯であるメリットを失ってしまう可能性もあります。

家族でしっかり話合って決めることが大切

そこで、二世帯住宅のメリットを最大限生かしながら鍵を取り付けたいという場合には、どこまでをパブリックスペースとして開放するのかを決めておくことが大切です。

せっかく親子が仲良く生活できる二世帯住宅のメリットを失わず、それぞれのニーズに合う形で生活空間を確保できるように、家族でしっかりと話合って決めるようにしましょう。