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建材素材の分野で特殊機能をうたう新しい調湿内装材

近年、建築材料の分野には様々な新たな機能、もしくは特殊機能をうたう材料が数多く存在しています。

どのような機能や性能があるのか、基本的な性能なども踏まえて、ここでは「鈴木産業株式会社」から販売されている「豊ヘルス」という調湿内装材をご紹介します。

「豊ヘルス」とはどのような調湿内装材?

鈴木産業株式会社から販売されている「豊ヘルス」の詳細は次の通りです。

・組成・材質:稚内層珪藻(珪質)頁岩を使用したセラミックタイル
・調湿のメカニズム:調湿機能の発現に必要な細孔半径24~62Åを70%の細孔容積を持つ、稚内層珪藻(珪質)頁岩を主原料とし、室内の湿度が50~60%以上より急速多量に吸湿し、室内湿度が60%以下になると急速に放湿して、最適な60%前後に自律調湿する
・適用下地:木、石膏、コンクリート、ボード
・耐用年数:半永久的

□調湿とは?

材料の吸放湿作用で湿度変化を抑制します。この室内を適度な湿度に保つように調整する機能を調湿機能とよんでいます。

豊ヘルスの特徴

人が生活するために最適な室内の湿度は60%です。豊ヘルスは湿度が60%以上になったときに自然に吸湿をはじめ、湿度が低下したときには放湿しますので、一定の湿度を保つことができます。

適度な湿度を保つメリット

室内の湿度を適度な状態に保つことは、インフルエンザ感染を予防することに繋がります。

インフルエンザウイルスは35%以下の低湿度状態で長時間生存を続けますが、50%以上の湿度になると死滅していきます。そのため、室内の湿度を60%前後に保つことでインフルエンザの感染予防に繋がるといえるでしょう。

また、湿度を調節することで室内が多湿化することを防ぎますので、カビやダニ、ウイルスなど、アレルギーや呼吸疾患を起こす要因が発生することを抑えることもできます。

壁面に豊ヘルスを張り付ければ、壁面の下地材の湿度も吸湿しますので結露を抑えることにも繋がります。

豊ヘルスはどのような場所に使うとよい?

豊ヘルスは、美術館や博物館、図書館、病院、保養所、体育館、公衆トイレなど様々な場所で活用できるといえるでしょう。施設の休息室、更衣室、給湯室、図書室、トイレなどに使うと効果的です。さらに住宅の結露がひどい部分や、玄関先などにもよいでしょう。

ただし、連続的に長時間水が掛かる場所の壁に施工するとカビが発生する原因になりますし、キッチンのガスレンジ廻りなど料理油が飛散する場所の壁に施工してしまうと、セラミックスが油を吸着して油膜を作り呼吸機能を低下させてしまいます。

内装壁面材なので室内壁用として使用することが大切です。