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安定して家賃収入を得るために、家賃設定の目安にするべきこととは?

不動産経営において、物件の家賃をいくらにするのかを決めることは重要な項目です。

家賃は、周辺の相場や建物の設備や築年数など、様々な部分を含めていくらにするか決めることになるでしょう。

しかし適正と思える家賃設定だとしても、借りる人がいなければ家賃収入は得ることができません。一般的に賃貸住宅を借りる人は、家賃は継続して毎月支払う必要がある費用ですので、どのくらいの金額で設定されているのかは大変重要です。

借りる物件の家賃をみたとき、それが予算の範囲かどうかは毎月の手取り額の3分の1の範囲かどうかで判断する傾向があるようです。

しかし実際のところ、家賃が年収の25%を超えた場合には家計を圧迫するといわれていますので、年収の2割以内に抑えることが必要だと考えられています。

年収×0.25が年間家賃額と考えるなら、家賃を設定する側もターゲットとなる層に多い年収を知り、家賃が年収の25%でおさまるように設定することが必要になるといえるでしょう。

高すぎる家賃設定は入居者が定着しにくくなる?

たとえば一人暮らしだと、半数近い人が月収の3割を目安とした部屋に住んでいることが多いようですが、最近ではシェアハウスなど低家賃で生活できるスタイルにも注目が集まっているため、高すぎる家賃設定では入居者が決まらない可能性があります。

年収400万円未満の人なら、独身者と既婚者かによって求める物件の間取りや立地なども異なりますが、独身なら8~10万円以上の家賃の住宅に住んでいるのはごく一部。多くが6~8万円のワンルームで生活しています。

年収400万円で適正な年間家賃額を算出すると2.5割分の100万円になりますが、1か月、換算した場合には月8万3千円くらいです。

年収500万円になると月10.4万円、年収600万円なら月12.5万円が上限になります。年収が高くなれば毎月家賃に充てる額は増えていきますが、残らない費用に10万円以上支払い続けるのなら住宅を購入したほうがよいと、賃貸住宅からマイホーム購入に考えをシフトする人も出てくるかもしれません。

適正な金額で家賃設定を

不動産経営において、入居者に部屋を借りてもらい、長く住み続けてもらうことが安定した家賃収入につながります。

しかし部屋を借りるかどうか決めるのは入居者次第ですので、高すぎる家賃設定は入居を希望する人を減少させ、仮に入居者が決まっても長く住み続けてもらえなくなる可能性もあります。

少しでも高いほうが多く収入を得ることができると考えてしまうかもしれませんが、物件周辺の相場などを確認し、適正な金額で設定することを心掛けましょう。