賃貸併用住宅の騒音問題~間取りの工夫と防音対策のポイント~


はじめに

注目の賃貸併用住宅は「低金利の住宅ローンを利用して不動産投資ができて、ローン返済は家賃収入で回せる」また「家族人数の増減にも対応しやすい」というメリットがあります。
しかしながら、同じ敷地内に他の世帯が居住する場合、気になるのは生活音などの「音」の問題ですよね?
さらに、オーナーさんがご家族で入居者が単身者ですと、生活リズムが全く違い、それぞれの生活音が気になる場合もあるかもしれません。
こういった問題は、通常のアパートやマンションでももちろんありますが、賃貸併用住宅ですと、互いの距離が近すぎてかなり深刻になるかもしれません。
そこでこの記事では、特に単身向けの賃貸併用住宅を検討中の方に向けて、間取りの工夫やさまざまな騒音問題に対するポイントをご紹介したいと思います。

賃貸併用住宅の2つの建て方

住宅部分と賃貸部分両方の居住空間がある賃貸併用住宅では、縦割りのタイプと横割りタイプがあります。

縦割りタイプのメリットとリスク

このタイプでは、例えば2階建てなら「1階2階の一部を住宅スペースに。残りを賃貸スペースに」と区別しています。
この場合のメリットは2つ。
上下階とも自宅として使えるので、上の階の音が気なるなど上下フロア間の騒音トラブルが回避できます。
両方のフロアが自宅として使えるので、より戸建感覚が味わえます。
リスクも2つ。
階段部分のスペースが必要となるため、その分居住部分スペースが減ってしまうという点。
そして、住宅部分と賃貸部分が隣接してしまうため、壁の向こうに第三者がいるということで、ストレスを感じる方もいらっしゃるかもしれません。

横割りタイプのメリットとデメリット

このタイプでは、フロアごとで住宅スペースと賃貸スペースを区別しています。
例えば1階を自宅に、2階を賃貸にした場合のメリットは、下の階への音を気にしなくて済む点や、2階部分の方が居住スペースを大きく取れるので、その分家賃を高くできる利点があります。
逆に2階を住宅、1階を賃貸にした場合は、セキュリティー面の安心感があり、間取りも広く取れて眺めが良い点があります。

デメリットは、賃貸部分が広くなると住宅ローンを組みにくくなる点があります。
また、1階の間取りが狭くなってしまうと、想定していた家賃よりも価格が低くなってしまいます。
縦割り横割り共通のデメリットは、上下階とも生活音が気になってしまう場合があります。

騒音を避けた間取りの工夫ポイント

互いに生活リズムが違う世帯が隣接している場合、玄関や階段の上り下りの音、エアコンの室外機の音は気になるものです。
そのため間取りの工夫ポイントとして、音がする場所と音が気になる場所を遠ざける必要があります。
ポイントしては、玄関・階段・室外機の近くに寝室などを配置しないことが重要です。
具体的には、玄関ドアには「ソフトクローズ」という消音効果のある器具をつけるといいでしょう。
エアコンの室外機には、振動音を防止するシートを貼り付けることで防音対策が可能となります。
また生活スペースで気になるのは、床から伝わる足音です。
特に小さなお子さんなどの足音は騒音問題に発展しがち。
この場合の対策としては、音が出やすい子供部屋の床板を2重にしたり、防音効果のあるカーペットなどを敷いて、壁には遮音ボードを入れるとかなり軽減されます。
ただし、2重床や遮音ボードを使うと、その分居住スペースが狭まる可能性もあるため、建築業者の方と相談されることをおすすめします。

まとめ

賃貸併用住宅は、さまざまなメリットがありますが、賃貸で入居者にお部屋を提供するので、気を付けるべき点が多々あります。
特に音の問題は、避けて通れない問題です。
しっかりと対策を取っておきましょう。

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