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自宅を活用して老後資金を準備するなら銀行のリバースモーゲージは有効?

老後資金が心許ないことで、上手く自宅を使えないかと悩む人もいるようです。多少は退職金を受取れたとしても、貯蓄と合わせて準備できる老後資金に満足できない場合、リタイア後も働き続けたとしてもやはり不安を抱えることになります。

しかし、自宅が唯一の現物資産という場合、売却すれば賃貸住宅に住むことになるので高齢になると住居費に不安を抱えることになります。

このような場合、上手く自宅を活用する方法として、銀行や信用金庫などで取扱いのあるリバースモーゲージを検討してみてみるのも方法です。

リバースモーゲージとは?

リバースモーゲージとは、自宅を担保にして老後資金を借り入れるという方法です。ただし、亡くなった後は遺された遺族が自宅を売却して一括返済することになるので、仮に返済額を超えた売却分が発生した場合は相続の対象となります。

そのため、自宅を配偶者や子どもなどに遺さないことを前提で利用することになりますが、亡くなるまでは自宅に住み続けることができ、最終的に現金化できることで検討する人も少なくありません。

□どのくらいの金額を借りることができるか

どのくらいの老後資金を借りることができるかは金融機関によって異なりますが、土地や家屋の評価額の50~80%を目安にしておくとよいでしょう。

□何度でも引き出しが可能

限度額の範囲内であれば、資金が必要になったときには何度でも引き出すことができる点もメリットです。

担保評価1,000万円以上であれば利用できることが一般的なので、もし自宅を上手く利用して老後資金を準備したいというのなら検討の視野に入れてもよいでしょう。

□ただし長生きリスクと金利変動には注意

リバースモーゲージを利用するにあたり、注意しておきたいのは想定以上に長生きした場合です。借りた資金をすべて使い切ってしまい、老後資金に不足が生じる可能性も否定できません。

さらに利息は変動金利であることが一般的ですので、金利が途中で上昇すれば返済負担が重くなる可能性もあります。また、地価の大幅な下落で借入残高よりも担保評価額が低くなれば担保割れすることになり、差額分を返済しなければならなくなることも考えられますのでその点は理解しておきましょう。

自宅を売却して住み替える方法を検討してみては?

長生きリスクなどを考えてリバースモーゲージ以外を選択したいという場合は、住み替えを検討してみてもよいでしょう。

自宅を売却して得た資金で、新しく自宅を買い残りは老後資金に充てるという方法です。

これまでは子どもがいたので広い自宅を所有しているけれど、現在はそれほど広い家は必要ないという場合には、売却して割安な小型マンションを購入したほうがよい場合もあります。

また、都心から地方に移ることで固定資産税も下げることができ、ランニングコストも抑えることができる可能性が広がります。

自分が亡くなった後の相続人ともよく相談を

いずれにしても自宅を上手く活用したい場合には、自分が亡くなったあとその資産を相続する事になる子ども等とも十分話し合って検討するようにしてください。